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自家用車で国境を越えるための方法:マレーシアからシンガポールへ

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日本は周りを海に囲まれているため海外旅行となると飛行機または船を使うしかありません。

でもマレーシア(東マレーシアを除く)は、北はタイ、南はシンガポールと陸続きなので、陸路を使って海外旅行ができます!

ここマレーシア、ジョホール・バルは西マレーシア最南端の都市で、シンガポールとは目と鼻の先ほどの近さ。

マレーシアから陸路を使ってシンガポールへ行く手段としては5つあり、公共交通機関のタクシー、バス、列車を使っての越境する方法か公共交通機関以外では自家用車か徒歩(メジャーではないけど可能)で越境する方法があります。

プライベートタクシーは予約手配しなきゃいけないし、バスや列車も基本、予約しなきゃいけないと数日から前日までに予約しないといけません。

それに対して自家用車の場合は、自分で運転するから少し疲れるけど、予約手配不要で自分の好きな時間に行けます。

しかもその時の用事や気分で、予定変更も出来て気楽に行けるのが最大のメリット!

特に小さな子どもを連れていく場合、子どものための荷物を車に積んで持っていけるので、身軽に行動できますよね。

今回は、自家用車で国境を越えるための方法として、必要な事前手続き・準備を私の経験を含めてご説明します。

 

自家用車で越境:事前手続き(越境予定1か月~2週間前)

初めてAutopassを申請する場合、オンラインで申請(購入)、カードの受け取り、カードの有効化の手続きをする必要があります。

Autopassの有効期限は7年間です。

 

Autopassカードの申請(購入)をしましょう

Autopassのオンライン申請にあたって、車両保有者のパスポート、有効なRoad tax証、車両保険証が必要なので準備してから申請をしましょう。

準備ができたら、OneMotoring ‐ Land Transport Authority (LTA) のサイト https://onemotoring.lta.gov.sg/content/onemotoring/home.html 内の「Driving」から「Entering & Exiting Singapore」>「Cars and Motorcycles Registered in Malaysia」まで進めて行き、「Cars and Motorcycles Registered in Malaysia」のページ中間あたりにある「Apply for a Vehicle Entry Permit (VEP) / Autopass Card」のボタンをクリックすると申し込みのページにいくので、そこで必要事項の入力、データのアップロードをしてAutopass申請(購入)手続きを行います。(英語)

この申請(購入)の支払いは、料金は10シンガポールドルか20シンガポールドルの2種類から選択できます。

  • $10:うち6シンガポールドルがカードコスト、残り4シンガポールドルがカード内の残額
  • $20:うち6シンガポールドルがカードコスト、残り14シンガポールドルがカード内の残額

クレジットカード、デビットカード、グーグルペイ、アップルペイ、ペイパルのいずれかの方法で支払いをします。

手続きはシンガポール入国予定日より少なくとも2週間前までに行って下さいと記載がありますが、1か月くらいまでに手続きをすることをおすすめします。

私の場合、誤った書類をアップロードしたために再申請する必要があってカード発行準備完了の案内メールが届くまで3週間くらいかかりました。

 

Autopassカードの受け取りに行きましょう

無事にカード発行準備完了の案内メール(兼LTA approval email)が届いたら、そのメールを印刷した紙とパスポート(もしくはIDカード)を持ってWira Security Servicesへカードの受け取りに行きます。

現在、Wira Security Servicesは以下の2か所です。(24時間オープン)

Wira Security Services Sdn Bhd
34, Jalan Tun Abdul Razak Susur 1
80000 Johor Bahru
Johor, Malaysia
Tel: + 60 72070709
Wira Security Services Sdn Bhd
No 1, Jalan Nusa Puncak 1
Taman Nusa Puncak
79200 Iskandar Puteri, Johor
Tel: +60 75097222 / Tel: +60 75853663

カウンターでメールを印刷した紙とパスポートを見せて、番号札をもらいます。

入口の電光掲示板に自分の番号が表示されたら、中に入り指定の番号カウンターへ行き、自分の自家用車用のAutopassが入った封筒を受け取ります。

その場で中身を確認し間違いがなければ、Autopassカードの受け取り完了です。

 

Autopassカードの有効化をしましょう

Autopassカードを受け取ったら、封筒内のレターに従ってカードの有効化をします。

有効化が完了したら、これでAutopassの全ての手続きが完了になります。

 

自家用車で越境:事前手続き(越境直前までに)

越境前の事前準備はほぼ完了、あとはシンガポールArrival cardのみです。

コロナのパンデミックで国境が閉ざされる前までは紙のArrival cardに記入をしていましたが、国境が開かれた後から紙のArrival cardは廃止となり、オンラインでの手続きに変更になりました。

オンラインでのArrival cardは、紙の時より記入(入力)項目が増えましたが、慣れてしまえばやはりオンラインの方が楽です。

 

オンラインでシンガポール Arrival cardを入力・送信しましょう

シンガポールArrival cardはこちらのサイト https://eservices.ica.gov.sg/sgarrivalcard/ で必要事項を入力・送信します。

入力・送信をした後、しばらくするとメールが届きます。

 

持ち物チェック!

  • 全員分のパスポート
  • Touch n Goカード(セカンドリンクから越境する場合、チェックポイント前にToll feeの支払いが必要)
  • 有効化済みのAutopassカード
  • 印刷したLTA approval email

 

自家用車で越境:いざ出発!

シンガポールArrival cardの提出後、全員分のパスポート、Touch n Goカード、Autopassカード、印刷したLTA approval emailを持って、いざ出発です!

【便利アプリ】

Beat the jam:コーズウェイとセカンドリンクのタイムリーな渋滞状況ほか、1週間分の渋滞予測のあるアプリ。

両国ともに、イミグレーションは車からおりることなくドライブスルーでパスポート等のチェックをします。

またシンガポール側のイミグレーションで、Autopassを使ってToll FeeやVehicles Entry Permit (VEP) Fee、Reciprocal Road Charge (RRC)などの支払いをします。

マレーシアのチェックポイント~シンガポールのチェックポイントを抜けるまでのおおまかな流れを説明します。

 

マレーシアのイミグレーション

マレーシアのイミグレーションでは、レーンがトラック用、バス用、バイク用、車用と分かれているので、車用のレーンに並びます。

パスポートをチェックするイミグレーションの職員が小さなボックス型部屋にいるので、順に緑ランプが点灯しているところへ順に進んでいき、全員分のパスポートを渡します。

パスポートチェックの際は、車のウィンドを下げて乗車している全員の顔認証ができるようにしましょう。

イミグレーションの職員が全員分の顔認証パスポートチェックをしたうえで出国用スタンプを押してくれます。

全員分のパスポートチェックが終わったら車を進めて、シンガポールのイミグレーションへ向かいます。

※全員分のパスポートにスタンプが押されているか、間違いがないかを必ずチェックすることをおすすめします。

 

シンガポールのイミグレーション

シンガポールのイミグレーションでもマレーシアのイミグレーション同じように車両タイプ別の並ぶレーンがあるので、車用のレーンに並びます。

パスポートチェックの場所に進む前に、違法物などのチェックをする職員が数名立っているので、指示をされたら車からおりてトランクルームを開けてチェックを受けます。

それが終わったら、順に緑色のランプがついているイミグレーションスペースへ車を進めます。

自分の番が来たらイミグレーションで全員分のパスポートを職員へ渡し、乗車している全員の顔認証ができるようにウインドを下げます。

職員が全員分のパスポートチェックをしている間に、Autopassを専用の読み取り機へ挿入し支払いをします。(読み取り後にAutopassを抜くのを忘れずに!)

シンガポールでは、パスポートへのスタンプはありません。

パスポートチェックとAutopassを使っての支払いが終わったら、さらに車を進めて行き印刷したLTA approval emailの紙をチェックされて、入国手続き完了です。

 

自家用車で越境:便利情報

自家用車で越境する際に、Autopassを使って支払いをするので、適宜、Autopassへ入金をする必要があります。

Autopassへの入金方法とそのほかの情報をご紹介します。

【便利アプリ】

NETS App:Autopassの有効期限情報や残高情報、使用履歴などの情報、さらに入金手続きもできるアプリ。

 

Autopassへ入金する方法

Autopassへの入金方法は、現金とクレジット/デビットカードがあります。

現金の場合、街中にある7-Eleven、Cheers、FairPrice Xpressの支払いカウンターでトップアップをしたいと言えばできます。

クレジット/デビットカードの場合は、NETS Appや町中にあるNETSのトップアップ用機械、MRTの駅などで入金することができます。

Autopassへは、最高500シンガポールドルまで入金が可能です。

 

駐車場の支払い

シンガポール内ではNETS@FlushPayのマーク(Autopassカードの裏面にロゴがあります)のある駐車場なら、Autopassを使って駐車場料金の支払いができます。

シンガポール内のほとんどの駐車場でNETS@FlushPayが使えます。

 

自家用車でのシンガポール滞在日数

自家用車でシンガポールへ入国した場合、滞在できるのは14日間までです。

それ以上の滞在は、加えて最長5日間までできますが、14日間の滞在期限前に手続きが必要になります。

 

まとめ

自家用車で国境を越えるための方法として、必要な事前手続き・準備を私の経験を含めてご説明しました。

Autopassカードの申請(購入)の手続きが少し大変ですが、一度Autopassカードを作ってしまえば、それ以外の越境の手続きは簡単です。

ぜひ自家用車でのシンガポールへの日帰り旅行や小旅行を楽しんでくださいね。

  • この記事を書いた人

Haru

日本国内各地に住んだのち、日本を飛び出して、子どもとマレーシア移住生活8年のHaruです。 自然、動物、海、スポーツ、旅行、寝ること、食べることが大好きな主婦です。 役に立つ情報を分かりやすくをモットーに記事を書いています。

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